魅せる美学

思い通りにいかない天候に振り回されるのが日常となりつつある昨今、皆様は如何お過ごしでしょうか。

ここ数日も展示会の準備で、相変わらず充実した日々が続いております。

明後日が初日であるにも関わらず、まだ完成していない車体もございまして、心地よい緊張感を感じながらブログを書いております。

最近は、本社を解放したり直営店舗があったりで、オーナー様と直接お話しする機会が増えておりますが、弊社のコンセプトに関してのご興味をお持ち頂いている方が多くいらっしゃいます。

心地よい議論になる事もあり、質の高い刺激を頂けることに心より感謝しております。

弊社のコンセプトに関してはホームページにも記載しておりますが、要約しますと普遍的にカッコいいモノを作るメーカーです。

自転車を機材と考える方々とは相性が全く合わないコンセプトです。機材として製作された物は短期間でその価値が落ちます。物質的な性能面だけでなく心理的にも、です。これは機材としての車体は最新こそが最高という考えの上に成り立っている事に由来します。個人的な思い入れによって、心理的劣化を免れる個体もありますが、その確率は非常に低いものです。それはそれで良い面も当然ございますし、自転車業界は買い替え需要無くしては成り立たなくなりますので、この価値観を否定する事はございません。今後も自転車業界の根幹を支える価値観として存在し続けるでしょう。

対して弊社は、自転車を機材とは捉えず、自分を形作るモノと考えています。その為、長期的な所有を前提とし、普遍的なカッコよさを持つバイクを製作しています。永く所有する乗り物に最も重要な要素はカッコよさだからです。性能は飽きます。しかし、心から見た目に惚れたモノに対する執着心とも言える愛は、朽ちる事がございません。ちなみに、カッコよさと乗りやすさを天秤にかけた時にも、当然カッコよさを優先しています。乗りやすさを追求しますと、楽に乗る事はできますが乗車姿勢が醜くなります。自転車は、飾っている時は当然、オーナー様が乗車された際にも美しくある必要があるのです。

さて、普遍的なカッコよさとは、言い換えれば、過去、現在、未来、どの時代にタイムスリップしても魅せられる事です。その為、トレンドを無視した製品開発を行なっています。現代的なカッコよさの演出にトレンドは最高に便利なのですが、ソレに無闇に飛びつきますと、陳腐化するスピードの早い現代においては、せっかくのバイクが短期間でカッコ悪くなります。普遍的なカッコよさこそが、乗り物の価値と考えており、理性よりも感性を刺激する製品がROCKBIKESなのです。

数値やステイタスだけでは測定できない、自分を『魅せる』為のバイクをどうぞ。