聖域であり、オトナの領域でもある。

本日はBESPOKEで製作したバイクのご紹介から。

ROCKETをベースに、フレームカラーの変更、駆動系、コクピット周りなど、細部までオーナー様のコダワリが詰まった一台です。

ワイヤーは、アウター・インナー共に大阪の日泉ケーブルを使用しました。

コクピット周り・クランクはSIXTH COMPONENTSで統一してます。

オリジナルの空気感薫る、完成度の高さが光る一台です。

自転車趣味は、自転車を目的にする事も、手段として楽しむ事ができます。

この車体のオーナー様はロックグループのボーカルをされていらっしゃるのですが、手段としての自転車に於いては、音楽もバイクカルチャーも相入れないものは無く、融合させる事で新しい世界観、まだ見ぬ景色が見えてきます。

自転車と人の関係から、自転車と人の可能性は広がるのです。

先日から申し上げている『官能を重視するバイク』がここに繋がるのですが、金属や樹脂の塊に人間の官能が組み合わさる事で、ただの自転車以上のモノが生まれ、その特別な存在が傍に存在する人生には極上の喜びがあります。

そのバイクには語る為のカタログスペックは必要ではなく、じっくり自分好みの何かを考えに考え抜いて、心に余裕を持って楽しみたいものです。

ただ、このような質の高い趣味の世界は、ある程度の年齢や経験を必要とされるのも事実です。

数字では測れない世界でございますので、﨟たけた先にこういった趣味の世界の本質が見えてくるのだと思います。

年齢を重ねていきますと、自分の都合の悪い部分を隠していた『若さ』が無くなりますので、その人の本質がむき出しになります。

その本質に於いて、人間の熱さ・若さのようなものが残っているのが、本当に魅力的な人間なのだとつくづく思います。

そして、それらを奮い立たせてくれるモノを持つ人生は、間違いなく豊かなのです。

そこに物量、価格の差、思想の上下左右などは関係なく、自分に向き合った人のみが辿り着ける聖域のような場所でもあります。

聖域への道すがら、ROCKBIKESをどうぞ。