夏にオープンしたROCKBIKES SHIBUYAの店頭に立っておりますと、バイクをご検討の方から多くのご質問を頂きます。
ブランド、カテゴリー、フレーム素材、スペック、カラー、サイズ、価格帯等々。
バイク選びにはパッと考えただけでも、これだけの判断要素がございます。
現代社会に置いては多くの方がネットで何かしらのリサーチを行われると思うのですが、先日、業界内で少々話題になったサイトがございました。初めてのバイク選びにあたっての記事を掲載しているのですが、業界人のみならず多くの愛好家からも否定的な意見が出ております。
その記事に関しまして、多くの方から意見を求められました。当然の事ながら価値観は人それぞれで、私と致しましてはそのサイトに関してのコメントを敢えてする事はございませんが、私なりのバイク選びの一つの考え方を記したいと思います、バイクをご検討中の方の参考になれば幸いです。
そもそも何を持って良質なバイクであるのか。
歴史、スペック、プロモーション、品質、価格、設計、デザイン、ストーリー、アッセンブリ、販売チャネル。
これも多くの判断材料がございます。
世界には数え切れない程のメーカーが乱立しており価格帯も様々ではございますが、ご検討されているバイクが、トイとしてなのかギアとして造られたモノなのかを見極められると間違いがございません。
トイとギアの違いを私は以下のように考えます。
トイ・・・遊ぶ楽しみの為だけの物。
ギア・・・上記に更に、長く使用できる機能性もしくはポテンシャルを省略・無視せずに製作されたモノ。
最初からトイをお探しの方は、傾向から言えばトイの方が安価でございますので、敢えてギアを選ばれる必要もございません。
しかしオトナのオモチャを探されている場合は、必然的にギアになってしまうのです。
いつまでも童心を忘れない事はモチロン素敵なのですが、バイクはかなりのスピードが出る乗り物でございますので、色々と両肩にのしかかっているオトナの所有するバイクは、ギアとして製作されたモノをオススメ致します。
逆にトイだからこそ楽しめる世界があるのもまた一つの事実でございますので、この考え方はバイクを検討するときに、との条件付きで申し上げます。
ご検討頂いているバイクがトイかギアかの見極めに関しては、ブランドの知名度や国籍に影響される事が多く、それはそれで一理ありますが、100%正解ではございません。最終的なご判断はご自身の審美眼がどうしても必要になりますが、それもバイク選びの楽しい部分でございます。
ROCKBIKESがトイであるか、ギアであるかをご判断頂く機会をご用意致しました。
是非、ご利用下さいませ。