矜持を挟持

『カッコいい』の基準は人それぞれの尺度があって然るべきなのですが、『カッコいい』を求める根元には同性・異性に関わらず人に『モテたい』という願望が多少なりともあるからではないでしょうか。

男女問わず、本能として『モテたい』『目立ちたい』と行った欲望はあって当然で、今日のような類似性もしくは均質性が重視されてしまう機械文明の世において、ライフスタイルこそが人間性、独自性、個性を世界に表現できる最高の舞台です。

ただ困った事にライフスタイルにもトレンドがあり、商業的に美味しい、となりますと大衆化されてしまいます。大衆化の何が問題かと言いますと、そのスタイルの本来の美しさを潰して上っ面だけをなぞる行為がそのスタイルの本流になってしまう事です。

結果、そのスタイルのカッコよさが消えて、せっかくの舞台が凡庸な日常に埋もれてしまうワケです。

『カッコいい』は一過性の利己的な快楽でもあるのですが、普通に生きておりますとアクビ出てしまいそうな、この退屈な時代には、こういった贅沢は護っていかなければならないのです。

ROCKBIKESが生産数を限定しているのには、こういった理由がございます。

『カッコいい』に特化した酔狂なメーカーの製品を選ばれたのに、そのメーカーが自分から大衆化する程、オーナー様に対して失礼な事はないでしょう。

日々お問い合わせフォームに、生産を完了した製品や欠品している製品の再生産、お買い求めやすい価格帯のモデルのご依頼を頂くのですが、こういった行為は現在のオーナー様を裏切る行為でございますので、お受けする事はできかねます。

リクエストを頂ける事自体は心の底から嬉しいのです。

売れる製品を最適なタイミングで生産し、お買い得なモデルをリリースする行動は一般的な企業であれば普通の行為でしょう。

しかし、利益追及の為に大量生産し、コストパフォーマンスでしか測られない製品を作る行為は、ポリシーに反するどころかROCKBIKESの魂が失われます。

ROCKBIKESにおいて一番重要な性能、『カッコいい』が損なわれるのです。

自転車の歴史を振り返れば、創業当初は綺羅星の如く輝き、拡大路線に走って陳腐化する。

そして大手資本や投資家に身売りする、の繰り返しです。

ビジネスの観点から見れば創業者は利益が出るので、その選択で正解でしょう。

しかし、ROCKBIKESは私達にとってはビジネス以上のモノ。

私達はROCKBIKESという、ライフスタイル=生き様を示しているワケです。

あまり無様なのは嫌ですよね。

弊社の本拠地がございます大阪は梅雨入りしたらしいのですが、紫陽花の季節でもあるので、それを思えば湿度の高さもこの季節の愛嬌に思えます。

最近の通勤バイクSPITFIRE、ギャップを楽しむモデルです。

SIXTH COMPONENTSZEPHYRUSと合わせますと、最高にスマートでありながら強烈な乗り味になります。

思いっ切り飛ばして、ゆっくり寛ぐ。

そんなバイクです。

新作のホイールも間も無く発表予定ですので、ご期待下さいませ。

さて、今回は東京 高円寺のCYCLE SOCKETのブログをご紹介致します。

エアロロードROCKETBaby Blueが取り上げられております。

個人的には、このバイクの後ろ姿が気に入っております。

バイクの後ろ姿は非常に重要でして、人とお別れする際に後ろ姿を見られる確率は非常に高いのですが、自分では自分の後ろ姿がどう見えてるか確認が難しいと思います。

このバイクはオーナー様の後ろ姿を自動で補完致しますので、万が一、油断されてても恥をかく事はございません。