コスパ=価値の在り方

大阪の中崎輪業のブログSPITFIREが紹介されております。

タイトルに『コスパなロードバイクを始めたい』とございます。

コスパという言葉はここ10年で耳にする機会が劇的に増えた言葉です。

自転車を選ぶ際だけでなく消費活動全体のトレンドとして言える事ですが、損得勘定がメインの価値観になっており、短期的に役に立つものをどれだけ安く手に入れるかに傾いております。

現在の社会情勢や見通しの悪い未来を考えますと、そのような傾向になるのは当然でしょう。

そういった消費性向に対応する為に、多くのメーカーがテクノロジー並びに科学を製品に取り込み、またそれをストロングポイントとしてアピールをするのですが、これは科学が合理的・論理的というイメージを利用しての手法です。

この手法は初めて自転車に触れられる方に、自社の製品がどれだけ優れているのか説明しやすいので、ほぼ全てのメーカーがこの手法を取ります。

ただ、ほぼ毎年、最新の技術を謳った新型が出てきますので、数ヶ月で買われたものが陳腐化されてしまいます。

弊社、ROCKBIKESが高級自転車のマーケットでサブカル的なポジションでいるのは、ここに原因がありまして、そもそも最新のテクノロジーを謳って毎年新製品を出すスタンスを取っておりません。

オーナー様に短期的なメリットよりも、中長期的なメリットをご提供したいという想いで、活動をしております。

従いまして、バイクの楽しみも店頭在庫時や納車時より、永く所有して頂く事により、後から後から深く味わえるようにしておりますし、オーナー様がただの自転車好きではなく、感性を大事にされている人物である、というイメージをオーナー様のイメージとして定着させられたら良いなと思っております。

さて、今回の中崎輪業のブログにSPITFIREが紹介されておりますが、このバイクに関しまして述べたいと思います。

弊社のロードバイク ラインアップにはDEUCEFORTUNEROCKETENVYがございますが、このSPITFIREはFORTUNEやENVYに近いモデルです。

FORTUNEをアルミフレームで作ろうという、アイデアから開発が始まったのですが、仕上がりは想定以上でございました。

端正なルックスに獰猛な性格

最高にセクシーなバイクの完成です。

一発のインパクトはROCKETに軍配が上がりますが、主張が強すぎませんのでオーナー様のスタイルに溶け込ませる事が比較的容易です。

車体単体でもカッコいいですが、乗って頂いた際にオーナー様の魅力を引き出すように設計しております。

これが海外メーカーとの大きな違いでございまして、基本的にバイクの設計は欧米の考えがベースになっておりますので、体格・道路事情が異なる日本ではバイクの設計思想は大きく変わるべきでしょう。

合わないバイクに乗れば当然無理して乗る形になり、見ていてカッコよくは見えません。

街中で、良い自転車に乗っているのにカッコよく見える方が少ないのは理由がココにありまして、欧米向けに作られたバイクを欧米の論理でサイズ合わせをするので、結果として自転車に乗せられるような格好になっているのです。